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大嘗祭で用いた繒服(にぎたえ)の織りを担当させて頂きました
Date:2019-12-02 Category:NEWS
令和の大嘗祭で、しろずきんちゃんの製造元である、わたしたち横正機業場は、繒服(にぎたえ)の織りを担当させて頂きました。
大嘗祭とは、新たに即位した天皇が、一世一代に限り執り行う行事で、天皇が五穀豊穣や国民の安寧を祈られます。
令和の大嘗祭は11月14日夜から15日未明に行われました。
その大嘗祭で(最も)重要とされるものに、神様のためのお召し物【神御衣→かむみそ】があります。
神御衣は、
絹の織物 「繒服(にぎたえ)」
麻の織物 「麁服(あらたえ)」
の2つがあり、これらを神様のために供えられます。
天皇しか入れない部屋なのでどこにも映像にでてきません。
古くから
麻の麁服は阿波国(徳島県)から
絹の繒服は三河国(愛知県)から
調進されるようです。
しかし、繒服を織ることについて、廃業したなどの理由からお困りのようで、愛知県豊田市稲武町の絹糸を用いて、私どもで織らせていただき、無事愛知県豊田市稲武町に納めさせていただきました。
わたしどもへの依頼の理由は、しっかりと目の詰まったその美しい織物は、今となっては新潟県五泉市でしか織れない、と判断されたようです。
美しい五泉シルクがこれをきっかけに少しでも多くの方に知って頂け、赤ちゃんがやさしいシルクで包まれたらいいな、と願っています。